GDPデフレーター

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GDPデフレーターとは、ある期間のうちに物価がどれくらい上がったかを示す指標です。

・デフレーター(deflator)とはしぼませるという意味

物価がどれくらい上がったか?つまり、インフレ率は上がったのか?ということです。

インフレ率の指標としては「消費者物価指数(CPI)」がありますが、GDPデフレーターはCPIよりも広範な商品やサービスを対象にしています。より正確にインフレの影響を知ることができるのです。※GDPデフレーター消費者物価指数は国際的に適用できる指標です。

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投資戦略

インフレ率で為替を予測する!

 

国際的に比較したとき、インフレ率が高い国の通貨はそれだけ相対的な価値を落とすことになるはずです。(他の条件が同一だとする)

例えば、米国のインフレ率が3%で、日本のインフレ率が0%だとします。

この場合、他の条件が同じなら3%分だけ米ドルの方が弱くなると考えることができます。

現在1ドル100円だとすると、1ドル97円になると予測できます。

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まとめ

注目ポイント:特定の2国間でインフレ率を比較する

意味すること:インフレ率の高い国の通貨は相対的に価値が下がってくる

投資アクション:インフレ率が比較的低い通貨を買い、短期的な変動や政府介入をやり過ごしながら値上がりを待つ

リスク:極めて高い

データ入手先:セントルイス連銀のFRED