LIBOR(ライボー)

 

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はじめに

LIBOR(ライボー)とは、London Interbank Offered Rateの略で、インターコンチネンタル取引所(ICE)が計算し公表するロンドン市場での銀行間取引金利のことです。

対象通貨は米ドル、ユーロ、日本円、英ポンド、スイスフランなど。翌日物から12カ月物など様々な期間ごとの、対銀行貸出金利(平均値)が公表されています。

金利LIBOR+○%とする」などの資金調達コストの基準として用いられ、短期金利の指標としても注目度の高いものです。

 引用:SMBC日興証券 初めてでも分かりやすい用語集

 

10の対象通貨

①米ドル

②日本円

③ユーロ

イギリスポンド

スイスフラン

⑥豪ドル

カナダドル

ニュージーランドドル

デンマーク・クローネ

スウェーデン・クローナ

 

対象期間

①翌日物

※1日だけの資金の貸出にともなう金利

②1週間物

③1カ月物

④2カ月物

⑤3カ月物

⑥6カ月物

⑦12カ月物

 

注目ポイントと投資戦略

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LIBORが上昇すると、銀行間のお金の流れが滞るということです。(経済の血液がうまく流れない状態)更にLIBORを基準として、世の中の変動金利ローンの利率が決まるので、個人や企業に対する様々なローン、例えば変動金利型住宅ローンなどに影響します。(もしも金利が上昇→ローンの支払いが増える→お買い物を控える→景気が落ち込む→企業業績に影響が出て株価が下がるという流れになる可能性がある)

投資戦略LIBORが急上昇したときは、安全な現金に逃げる。(シンプルイズベスト)

 

まとめ

注目ポイント:libor金利の上昇(低下)

意味すること:景気が上向き(下向き)になっている。

投資アクション:信用危機で上昇している場合は現金に逃げる

データ入手先:Browse LIBOR data (英語)