2021-01-01から1年間の記事一覧

FOMC

FOMC(Federal Open Market Committee)連邦公開市場委員会 目的:金融政策の決定(例えば、政策金利の誘導目標を決めるなど公開市場操作の決定など) 参加者(投票権持ち):連邦準備制度理事会(FRB)の理事7名、連邦準備銀行総裁の5名 ※各地区の連銀総裁の5人…

ヘルスセクター

ヘルスセクターは医薬品メーカーや医療機器メーカーなどの企業が集まっています。 特徴①:ディフェンシブセクターの性質を持つ 特徴②:稀に、新薬開発や政府の動向で株価が大きく変動する 特徴③:多くの発明は米国から生まれている(米国は研究開発費が世界1…

資本財セクター

資本財セクターには、工場設備に使用される機械や航空機、兵器、塗料などを製造する企業が集まっています。 特徴①:世界中で需要のある製品を作る企業が多い 特徴②:景気敏感株セクター 特徴③:ビジネスモデルが理解しやすい 注目の指標:ISM製造業指数など…

エネルギーセクター

主に石油を採掘、生産、輸送、精製、販売する会社を集めたセクターです。 特徴①:大企業は採掘から販売まで全てを行なっています 特徴②:エクソンモービル、シェブロン、コノコフィリップスの3社だけでセクターの約50%を占めている(この3社に注目する) 特…

素材セクター

素材セクターでは、主に特殊化学品、工業用ガス、包装紙、基礎科学品、肥料、鋼鉄(こうてつ)、塗料などを取り扱っています。 特徴①:企業の顧客は製造業関連 特徴②:間接的に景気の変動を受ける 特徴③:専門知識も必要になることが多いため、特に初心者には…

金融セクター

金融セクターは、銀行や証券会社などが集まるセクターです。 特徴①:シクリカル銘柄(景気に大きく左右される銘柄)のため好景気や不景気に大きく影響を受ける 特徴②:政策金利などに対する反応は普通の株価とは反対となります。 特徴③:政策金利のことを考…

通信サービスセクター(コミュニケーションセクター)

このセクターは、わりと最近できたもので、SNS、メディア系が主要な企業になっています。 特徴①:身近な企業が多い 特徴②:相場が大きく動くときでも小幅な動きとなる(ややディフェンシブ銘柄) 特徴③:通信事業はインフラの一部、景気変動の波に強い 特徴④…

情報技術セクター

情報技術セクターは「ハイテク産業」が集まるセクターです。 特徴①:アップルとマイクロソフトの2社だけでセクターの約40%を占める 特徴②:半導体を製造する企業も属している(セクター内の約15%) 特徴③:景気に非常に左右されやすいセクター 特徴④:ここ…

一般消費財セクター

一般消費財セクターとは、自動車メーカー、アパレルメーカー、デパート、レストランチェーンなどが対象で、景気の影響を受けやすい分野とされます。 一般的に、「生活必需品セクター」と似ているビジネスモデルと言われています。 特徴①:景気に左右されやす…

生活必需品セクター

生活必需品セクターとは、生活に欠かせない飲食料や日用品に関連する業種です。 公益ほどではないですが、不景気に耐性を持つセクターです。 特徴①:売上の多くを米国以外の地域から稼ぐ企業が多い 特徴②:他のセクター銘柄と比べて企業分析が比較的やりやす…

不動産セクター

不動産セクターは文字通り不動産を扱っています。 不動産の種類:オフィス、住宅、商業施設 特徴①:景気が良くなれば不動産需要も高まるので、長期的な株価変化は景気と連動する 特徴②:銘柄ごとの違いが大きい分野(個別株に挑戦するなら、しっかりと個別の…

公益セクター

公益事業セクター(Utilities)とは、電力・総合事業・ガス・水道などの生活インフラを提供する業種です。 特徴:不景気に強い、ローリスク・ローリターン、セクターの約65%が電力事業、高配当銘柄 デメリット:好景気は他のセクターと比べて利益が少ない 注…

過去のテーパリングを調べて思ったこと

まず、テーパリングは大きく4つのフェーズがあります。 ①テーパリングの開始時期について発言 ②減速期(購入額を段階的に縮小) ③維持期(満期を迎えた国債は、同じ条件で買うので、総額で持っている国債の額は変わらない) ④縮小期(再投資額を減らしながら総…

ナスダックの上値を軽くするヒントは中国株!?

ナスダックの上値を軽くするのは、アリババ(中国政府)しだいかもしれません。 まず、2つご紹介したい指数があります。 ①USX中国株指数→比較対象はナスダック総合 ②ナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数→比較対象はナスダック100 2つの指数をナス…

ISM製造業景況指数

正式名:米供給管理協会(ISM:Institute for Supply Management) アンケート対象:製造業約350社の仕入れ担当役員 特徴:景気転換の先行指標 分かること:この指数が50%を超えれば景気拡大、下回ると景気後退を示しています 発表:翌月第1営業日 内訳:…

ADP雇用統計

ADP雇用統計は、 発表者:米国の大手給与計算アウトソーシング会社であるADP社 内容:約50万社の顧客を対象に毎月雇用者数の増減の変化を推計した数値 発表時期:毎月の米雇用統計の非農業部門雇用者数が発表される2日前の水曜 特徴:米雇用統計の先行指標…

米ケース・シラー住宅価格

影響:住宅価格は個人消費に大きな影響を与えるため、景気指標としても重視されている。 とは:アメリカ国内の住宅価格動向を示す最も一般的な指数 特徴:「リピート・セールス」という再販価格を基に算出(詳しくはwiki) 対象:全米の10大都市圏、20大都市圏…

個人消費支出(PCE)

個人消費支出(PCE)とは、個人所得と個人消費について調査した経済指標の事です。財やサービスの価格も調べる。 ・GDPの先行指標 ・米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視することから、特に注目されている。 ・同様の指標に消費者物価指数(C…

米国主要3指数 1ヶ月のパフォーマンスは好調(3月16〜4月16日)

出所:Bloomberg 主要3指数の1ヶ月のパフォーマンスは好調(3月16〜4月16日) 出所: Investagrams ダウ平均は3月25日の32000付近を底値に再び上昇を開始した。 この日のニュースを調べると、バイデン政権がワクチン摂取目標を当初の2倍へ変更したことが好…

株式市場(4月12ー16日) 全セクターの1週間の株価を見て気になったこと

①FINANCEのセクターは少し上昇した→予想を上回る好決算の影響 ②ウェイトが高いJPM、BAC は下落した→JPMはすでに株価が大きく上昇しているため、決算で発表した過去最高益でさえ株価を押し上げるのに不十分だった。(好決算は既に株価に織り込み済みだった) B…

金(Gold)

金価格は、市場のムードを知るための優れた指標 経済が好調で世の中に大きな混乱がないようなときは、金価格は下がり気味になります。 しかし、不安が高まる時期には、10年間で5倍になるなど金は魅力的な投資対象となります。なぜでしょうか?それは、昔…

GDPデフレーター

GDPデフレーターとは、ある期間のうちに物価がどれくらい上がったかを示す指標です。 ・デフレーター(deflator)とはしぼませるという意味 物価がどれくらい上がったか?つまり、インフレ率は上がったのか?ということです。 インフレ率の指標としては「消費…

週次景気先行指数(WLI:Weekly Leading Indicator)

週次景気先行指数(WLI)とは、経済全体を広く8ヶ月先まで読む先行指標です。一般にWLIが上昇傾向なら景気が上向きになっていると考えます。 1980年代に景気循環調査研究所(ECRI)のエコノミスト集団が完成させました。(ECRIは景気循環を専門的に研究している…

ラッセル2000指数

ラッセル2000指数とは、時価総額が小さい中小企業の株価を表す指標です。(他にもラッセル3000やラッセル1000があります。数字は銘柄数です) 中小企業は大企業よりもリスキーな投資対象です。 中小企業に対する投資姿勢を見れば、リスクに対す…