CAO(信用力オシレーター)

 

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はじめに

信用力オシレーター(以下CAO)とは、世の中の信用度合いを数値化したもの。2007年にジャニー・モンゴメリー・スコットという投資銀行の優秀なアナリストによって作られました。

算出方法は企業秘密とのことですが、債権の取引価格や自動車ローンに関わる債権、3ヶ月ごとに行う各種ローンの借りやすさ調査などを参考にしている模様です。

 

ポイントはCAOの値

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図表をご覧のとおり、2006年後半からCAO値が一気に減少しました。つまり、お金が借りにくい世の中になったということです。こうなると企業は融資が受けられなくなり、生産力低下で業績悪化に繋がることも考えられます。

CAO値がマイナスになると経済成長が阻害されやすいのです。

CAO値がゼロの場合:信用力が普通のレベル。ローンを組むのが困難でもなければ、それほど簡単でもない状態

プラスの場合:信用力が増してお金が借りやすい状態

マイナスの場合:信用力が落ちてお金が借りにくい状態。この場合、経済が減速する可能性あり

CAOの値が異常に高い場合、資産バブルの可能性あり。要注意です。

 

投資戦略

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半年間ぐらいのCAOのトレンドを確認し、もし上がっていたら景気が良くなる可能性が高いのでリスクが高い株にチャレンジする。ただし、異常に値が高い場合は、資産バブルの可能性があるので、そのような場合は、資産を売却(例えば株を売るなど)してキャッシュ化することをオススメしてます。

 

まとめ

注目ポイント:CAOの上昇(低下)

意味すること:借り入れが容易に(困難に)なっており、近いうちに景気が拡大(縮小)する

投資アクション:リスクの高い株にチャレンジする(安全な試算に逃げる)