フィラデルフィア連銀ADS業況指数

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はじめに

フィラデルフィア連銀ADS業況指数は、「業況」という文字が入っているので景気(経済活動)の情況を表す指標だということが分かります。

全米を対象として多くの経済データを集め毎週発表しているので一致指標の位置づけです。

指数の見方はとってもシンプルで、0を平均値としてプラスなら景気が良く、マイナスなら景気が悪いと判断されます。初心者の方でも使いやすいのが特徴です。

フィラデルフィア連銀ADS業況指数に使用される経済データは、GDP成長率のような大きな情報や失業保険申請数のような毎週発表されている細かいデータなどを含んでいます。常にデータがブラッシュアップされるので、最新のADS業況指数をチェックするようにしましょう!

 

活用方法

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過去の似たようなデータの動きを見つけて、それをもとに今後の予測を立てる。(例えば、不況への突入時期や脱出時期の数値の動きなど)

 

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灰色は不況時期、黄色は現在を表す

コロナの場合はリーマンショックより、かなり大きく下落している。過去にここまで下がったことは無いので、ちょっと比べるのは難しい。

 

まとめ

タイプ:一致指標

注目ポイント:ADS業況指数の上昇(低下)

意味すること:景気が上向き(下向き)になっている

投資アクション:株やジャンク債などの高リスク資産を買う(売る)

データ入手:https://www.philadelphiafed.org/surveys-and-data/real-time-data-research/ads